Story
池袋の小さなカフェから
届いた、ひとつのレシピ
東京・池袋に、台湾人オーナーが営む小さなカフェがありました。
そこでは料理やドリンクと並んで、手作りの牛軋糖がいつも人気でした。
あの小さなカフェで、いつも人気だった牛軋糖
ミルクの香り、やわらかな甘さ、ナッツの食感——。
わたしはこの牛軋糖に出会った日から、すっかり虜になりました。
毎年欠かさず購入しては、家族や友人、お世話になった方へ配る。
それが15年間、わたしの冬の恒例行事になっていました。
「あのヌガー、今年もある?」
そう聞いてくれる人がいることが、毎年うれしくて。
わたしにとっても、大切な人とのつながりを感じるお菓子でした。
あるとき、オーナーがカフェを辞めるかもしれないと聞きました。
あの味がなくなってしまう——そう思ったとき、
気づけば「作り方を教えてほしい」とお願いしていました。
オーナーはレシピを託してくれました。
この味を、もっとたくさんの人に知ってほしい。
その想いが、「受け継ぎの牛軋糖」のはじまりです。
受け継いだのは、レシピだけではありません。
「食べてくれる人のことを想って作る」という気持ちも、一緒に。
だから「受け継ぎの牛軋糖」という名前には、
15年分の感謝と、届ける相手への想いを込めています。
Maker
受け継ぎの牛軋糖 店主 ひっと